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頻尿は嫌われる

一番面倒なのは、頻尿だ。
1時間に1回は必ずトイレに来やがる。そんな頻度なら可愛いもんさ。ひどい時はエンドレス。
いつもトイレでしか見ないジジィババァ。
フフンフンフンと鼻歌歌ってりゃ、こっちがぶち切れる。
ベッドで寝ていてトイレに行きたいという。
①起き上がって、②足に装具をつけて、③車椅子に乗せて、④トイレに押していって、⑤セッティングして⑥ブレーキをかけて、⑦腰持って立たせて、⑧おろして⑨座らせる。
前立腺肥大だからちょっとしか出ない。
出たら⑩立たせて、⑪拭いて、⑫上げて、⑬車椅子に乗せて、⑭手を洗わせて、⑮手を拭かせて、⑯ベッドサイドまで押していって、⑰セッティングして、⑱立たせて、⑲ベッドに腰掛けさせ、⑳装具を外して、21横にさせて、22布団をかけて、23ベッド柵の場所を戻す。
全部で23もの介助をしなければ、こいつは駄目なんだ。こいつがしているのは尿をちょろっと出しているだけ。

別の奴はすぐ泣く。
自分でできるのに、もうダメとすぐ手を止める。そして泣く。
うざったいんだよ、お前は!

ケツが重い暴言ババァ。
介助せずに自分でケツを上げるのを見ている。
自分でもケツが重いと言っている。
しらねーよそんなの。

介助しなきゃトイレに座れない奴は、おとなしくしていろ!
まったく、こっちの仕事が進まない!
またトイレ?
さっき行ったばっかりでしょ
また出るの?
今度は何!
ろくに立てもしないのにトイレ使わせてもらうなんて贅沢なんだよ。
立てないんだったらトイレなんか来るな!

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転ぶもの

足がヨレヨレになれば転ぶんだ。
そんなの当たり前。
転べば怪我。
そんなの当たり前。
ボケて靴下で滑って転んだ。
そんなの当たり前。
足腰が立たないのにボケているもんだから立とうとして転んだ。
そんなの当たり前。

当たり前の結果になるものを阻止するのは大変だ。
30人転ぶ奴がいる。
それを3人で阻止できると思うか?
縛りつけたくなる。
拘束だ、憲法25条だなんてほざくバカ野郎がいるが、だったらテメェがやってみろ。そこまで大口叩くなら、絶対転ばせるなんてことはないよな?

下剤モリモリ

年を取ると便秘になる。
下剤を盛るのは看護師。
ウンコの片づけをするのは介護。

しつこく1週間ウンコをため続けたババァに連日のように下剤がモリモリ盛られた。
クソ忙しい朝。
吐きそうになるほどの便臭。
ヤラレタ。
「アーアーアー、オムツからはみ出しちゃって、シーツまでいってるよ。うわ、背中までウンコはみ出てる」
こういう状態になっている。これを介護は背中までしょったと言う。
そう、こういう片付けもひとりでする。
その間に「どこどこでコール鳴ってるよー」と呼んでくれる看護師。
この状態で行けるかってーの!
さらに通りがかった時に「うわ、クサッ」と言う。
この猛臭の中、片付けているのはこっちなんですけど!

下剤を盛るだけなのは看護師。
ウンコの片づけをするのは介護。
「盛るだけ盛って変な時間にウンコ出させるのやめてよ。盛ったらテメエが片付けろ」
という意味合いのことを言っていた人がいた。
それからは少し改善したけどね。

障害って

障害って色々あるな。
大まかに、自分を基準としたら、自分より年を取ってから負った障害、若い頃からの障害。

今、年寄りが増えている。
もちろん身の回りのこと、社会的にも自立している人が多いだろうけれど、不意の病でその日から障害を負う人もたくさんいる。
親が70で倒れても、子ともはまだ若い。でも90や100まで生きると子供も同じように年を取るからしんどい。
親の年金ですべて介護できればいいが、ほとんどは子供の稼ぎを削って親に使う。
施設に入れば月20万は軽く飛んでいく。
20万。
自分の月収以上の額。
どこからひねりだす?
自分が生活できない。家族を養えない。子供にお金をかけられない。
(中には、生活保護を受けて子供がビシッとした格好をして、親がボロ着ている人もいるけどね。)
老い先が短い、とちょっと前までは言ったが、施設に入ると、管理が行き届くから長生きするんだ。
在宅の方がよほど危険や死と隣合わせだ。孤独死が増えてきたし。

子供が障害を負って、親が介護しているケース。
この間、親子ともども孤独死していた事件があった。
親が急死して、何もできない子供(といっても、40代だった)がそのまま死んだ。
子供が小さいうちは、親も体力がある。でも子供は大きくなる。力が出てくる。
街中で見る親子連れ。子は20代の男で跳ね回る。母親と父親もともにいるが、母親だけでは抑えられないので、父親が抑えている。ふたりとも顔色が悪く、髪はボサボサ真っ白だ。
動けない方がまだいいのかもしれない。
でもそれはそれで痰も自分じゃ出せないし一晩放置したら窒息死だろう。
親はその子をすべて背負い込んで戦っている。

私は知的障害が怖い。
いつだったか、電車に乗っていたら10代の男が乗ってきて、吊皮を持って懸垂やら何やら始めた。
「ウホホー!キェェェェー!」
唾だかヨダレだか垂らして奇声を張り上げ、とても興奮している。
車両中を走り回る。
次の駅に着くと走り回るついでのように走って出て行ったが、同時に車両中の人が深いため息をついていた。
ヨダレの矛先が自分に向いたらどうしようと体を固くしていた。
怖かった…。

早くしてよ!

夜勤は一人。
黙々とひとりで十数人ものオムツを換えていく。
けたたましくコールが鳴る。
ああ、あのババァか。とりあえず手を止め、対応に走る。
「出たんで換えて」
「順番で換えるので、待っていてくださいね」
「早くしてよ」
やりかけた仕事に戻る。とたんにコール。
「早くしてよ!」
こっちは便が漏れてシーツまで交換しないといけないのに。
けたたましくコールを連打するババァ。
もう、放っておいた。

5分後、そのババァのもとに行く。
「早くしてってさっきから呼んでいるじゃない」
「今換えるから、待たせてごめんね」
ずっしりと重い尻を持ち上げ、オムツを換える。
「ちょっと聞いてよ、息子がさ、他の施設に行こうかって言っているのよ、あたしはここにずっといたいんだけど、どうしたらいい?悪いけど、あんたから息子に言ってやってくれない?」
「そういうことは、私たちは言えないから、息子さんとよくお話したら?」
そのババァはもう2年もここにいる。もう私たちはお腹いっぱいだ。早くどこかに行ってもらいたい。
いなくなれば、あの「早くしてよ!」がなくなり、少しは気が楽になるだろう。
  

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