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思うことつれづれ

おもうこと

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生きるって

避難所で要介護の高齢者がいる。
自分では体が動かせないし、食事すらできない。
命だけ、とりあえず体だけ助かっても、そのあとどうする?
誰が面倒をみるの?
動けない分だけまだまし。
認知症は何が起こっているか分からず動き回る。

もし自分が施設の職員で付き添っていたら、すぐに疲弊する。
排泄はもちろんオムツに垂れ流しだし、臭いし、動き回る認知症を見ていなければならない。
周りの人の迷惑になるので、囲い込まなければいけない。

生きるってなんだろう。
その人個々の生きていかれる条件が整っていれば、生きられる。
だけど、今は非常時なのだ。
健康な人でさえ混乱し、毎日大変な思いをしているのに、これ以上手間がかかる人間を避難所に連れ込まないでくれ、というのが本音だろう。
赤ん坊の泣き声にさえうるさいという人間がいる。
赤ん坊は適切に対応すれば眠る。胸に抱いてあやすことができる。
だが認知症は?
時間をかけて対応してもすぐに忘れて騒ぎだす。
徘徊して避難所の外に出てしまっても、そっと見ぬふりをしてしまう人間もいるはずだ。

食べ物。
おにぎりが食べられない。
流動食でないと飲み込めない。
そこにあるのは、おにぎりなのだ。食べられないなら仕方がない。そう思ってしまう。

在宅酸素で、停電になって死んでしまった人がいた。
これも運命。
その人の寿命を機械によって引き延ばしていただけ。
人工心肺も同じ。

精神病院の閉鎖病棟にいるような患者。
一般の避難所に移動したらどのようなことになるのか。

そもそも、家族が面倒を見られない入所・入院患者は、災害時において生き延びさせるのは容易ではないということだ。
世間体のためお金だけ入れて面会もしなかった家族ならば、死んでホッとしているかもしれない。
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